画像から文字をコピーする方法(スマホ・PC対応)

どの端末でも使える、画像から文字をコピーするためのガイド。本当に画像なのかを確かめ、適切な方法を選び、貼り付けたあとの改行を整える手順を紹介します。

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画像の中の文字を選択できないのは、コンピューターにとってそれが文字ではないからです。たまたま文字の形に並んだ、色の付いた点の集まりにすぎません。コピーするには、何かがその点を読み取り、どんな文字が写っているのかを割り出す必要があります。この処理がOCR(光学文字認識)で、その方法は思っている以上にたくさんあります。

このガイドでは、目の前の画像に合った方法の選び方と、きれいなテキストを取り出すまでの手順を紹介します。

まず、本当に画像なのかを確かめる

「画像の文字」に見えて、実は選択できるテキストであることは意外と多いものです。コピーできる本物のテキストなら必ず正確なので、OCRを使う前に10秒だけ確認してみましょう。

  • PDF。 多くのPDFには本物のテキストが含まれています。文をドラッグして選択するか、単語を検索してみてください。スキャンしたPDFなら何も選択できないので、OCRの出番です。
  • Webページ。 装飾された見出しやボタンは画像のように見えても、普通のテキストであることがよくあります。選択してみるか、Ctrl+F(Macは⌘F)で単語を検索してみてください。
  • 文書やスライド。 Wordファイルやプレゼンテーションに貼り付けられた図は、周りの文章がテキストでも、それ自体は画像です。
  • ほかの人が撮ったスクリーンショット。 同僚から表計算シートや報告書のスクリーンショットが届いたなら、どんな変換よりも元のファイルを頼んだほうが早いことがよくあります。

方法の選び方早見表

用途に合わせて方法を選びましょう。

  • スマホの写真に写った電話番号、住所、文。 標準の機能を使いましょう。iPhoneならテキスト認識表示、AndroidならGoogle レンズや「かこって検索」です。
  • パソコンの画面に表示されている文字。 WindowsならSnipping ToolやPowerToys、Macなら「プレビュー」のテキスト認識表示が使えます。各プラットフォームの手順はスクリーンショットのガイドで紹介しています。
  • 編集したい1ページ分の文章。 段落、見出し、リストを保てるOCRツールを使い、Wordに書き出しましょう。
  • 表。 列がくずれないよう、表の認識機能があるツールを使いましょう。
  • レシートや請求書。 レシート用のモードなら、文字の壁ではなく、合計、日付、明細を取り出せます。
  • たくさんの画像。 まとめて読み取り、結果を順番どおりに結合できるツールを使いましょう。
  • 手書き文字。 印刷された文字より、確認と修正が多く必要になると考えておきましょう。
  • 機密情報を含むもの。 お使いの端末上で画像を読み取る方法を選びましょう。

標準機能の得意なこと

テキスト認識表示、Google レンズ、Snipping Toolといったスマホやパソコンの機能には、いくつかの共通点があります。画像があるその場で動くので、何かを開いたりアップロードしたりする必要がありません。少量のテキストならすばやく処理できます。

限界も共通しています。コピーできるのはプレーンテキストだけなので、表は平らな行の並びになり、見出しは普通の文になります。対応言語はOSによって決まります。そして確認の手順がないため、エンジンが自信を持てなかった単語は、自分で誤りに気づくまでわかりません。

ブラウザで使えるOCRツールを使う

ブラウザのツールは少し手間がかかるぶん、細かく調整できます。手順はほとんどのツールで似ています。

  1. 画像を取り込みます。 ファイルをドラッグするか、ファイル選択を使うか、コピーした画像を貼り付けます。スマートフォンなら、たいていその場で写真を撮れます。
  2. 言語を設定します。 OCRは言語ごとに専用のモデルで読み取ります。テキストがスペイン語だったり、英語とヒンディー語が混ざっていたりする場合は、ツールにそう伝えてください。
  3. 読み取り方を選びます。 1行ずつのプレーンテキスト、書式付きの文書、表、レシートでは、同じ画像からでも結果が変わります。
  4. 画像と並べて結果を確認します。 名前、数字、そのほか頼りにする情報を確認しましょう。
  5. コピーまたはダウンロードします。 さっと貼り付けるならコピー、文書や表計算シートに入れるならファイルをダウンロードします。

Image to Text Appは、画像をどこにも送らずにこの流れで使えます。読み取りはブラウザの中で行われ、読み取りモードは自動で選ばれ、もっとも自信のない単語には印が付くので、どこを確認すればよいかがわかります。

扱いにくい場所から画像を取り出す

ツールに画像を取り込むこと自体が、いちばん大変なこともあります。

  • Webページ上の画像。 右クリックして「画像をコピー」を選び、貼り付けます。画像のリンクを受け付けるツールもあります。右クリックして「画像アドレスをコピー」を選び、それを貼り付けてください。
  • Word文書やプレゼンテーションの中の図。 Microsoft WordやPowerPointでは、図を右クリックして「図として保存」を選ぶと、別のファイルとして保存できます。
  • iPhoneの写真。 iPhoneは標準で写真をHEICで保存しますが、この形式を開けないWebサイトもあります。HEICを読み取れるツールを使うか、「設定」でカメラのフォーマットを変更してください。
  • メール本文に埋め込まれた画像。 まず保存またはダウンロードしてください。メールソフトから直接コピーすると、画像そのものではなく画像へのリンクがコピーされることがあります。
  • 動画の1コマ。 そのコマで一時停止し、文字ができるだけ大きく表示されるよう全画面にしてから、スクリーンショットを撮ります。

貼り付けたテキストを整える

OCRは、画像に写っているとおりにテキストを1行ずつ再現します。忠実ではありますが、別の場所に貼り付けたあとでは、それが望む形ではないこともよくあります。

途中で切れた行

画像の中で5行に折り返されていた段落は、別々の5行として貼り付けられます。コピーする前に、折り返された行を段落に結合できるツールもあります。お使いのツールにその機能がなく、Microsoft Wordで作業しているなら、「検索と置換」で本来の段落の区切りを残したまま結合できます。

  1. ^p^p(段落記号2つ)を、本文に出てこない仮の文字列、たとえば###に置換します。
  2. ^pを半角スペース1つに置換します。
  3. ###を^pに置換します。

分割された単語

元の画像で行末のハイフンによって分割された英単語(「infor- mation」など)は、出力でも分割されたままです。ハイフンのあとにスペースが続く箇所を検索し、1つずつ手で直してください。「well-known」のように、残すべきハイフンもあるからです。

不要な書式

文書に貼り付けると、コピー元のフォントや間隔までついてくることがあります。ほとんどのアプリには、それを取り除く「テキストのみ貼り付け」のオプションがあり、多くの場合Ctrl+Shift+Vで使えます。文字だけがほしいときに使いましょう。

結果をどこまで信頼できるか

ほどよく鮮明な画像に写った、はっきり印刷された文字なら、通常は非常に正確に読み取れます。誤りが出やすい箇所は予想がつきます。数字、名前、メールアドレス、製品コード、そして小さな文字や装飾的なフォントで書かれたものです。これらはまさに辞書が助けにならないものであり、1文字の誤読がもっとも大きな影響を与える部分でもあります。

OCRがなぜ0とOや「rn」と「m」を取り違えるのか気になる方は、OCRの仕組みでわかりやすく解説しています。コピーしたテキストを、今後も編集し続ける文書にするなら、画像を編集できる文書に変換する方法をご覧ください。また、身分証明書や銀行からの書類など機密性の高いものを扱うなら、ツールを選ぶ前にオンラインOCRは安全かを読んでおくことをおすすめします。

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